Mithcell310UL オーバーホール ローターヘッド クリーニング編

ミッチェルのスピニングリール310ULのローターヘッドは樹脂製です。クリーニングにはちょっと注意が必要です。

Mitchell 310UL のオーバーホール ローテーティングヘッドのクリーニング


 ミッチェル310ULです。ちっこくてかわいいリールです。

 

 このリール、オーバーホールも簡単なのですが、ロータリーヘッドの取り扱いにトラップが仕掛けられています。

 

 

 


 これがロータリーヘッド(このサイトではローターヘッドと書いている場合あり)です。プラスチック製で、側面に MITCHELL とか Ultra Lite とか糸巻き量とか書いてあります。

 

 うっかりパーツクリーナーを吹きかけると、この文字やライン(特に赤色)が消えてしまいます。

 

 また、スプール自体が白く粉を吹いたみたいになってしまいます。

 

 なので、絶対にパーツクリーナーを使ってはいけません。(大丈夫なパーツクリーナーもあると思うので、目立たないところで試して見てください。)

 

 ちなみに本体のサイドプレートの Ultra Lite は問題ありません。

 

 

 

 


 もし、白濁りしてしまったら、シリコン系の樹脂保護剤を使うとある程度マシになります。

 

 のりこし はクレポリメイトを使っていますが、類似のアーマオールなどでも同じような効果はあると推察できます。

 

 PEラインコーティング剤などでを試してみてもいいかもしれませんが、そのあたりはその人の判断によるでしょう。

 

 ロータリーヘッドの組み立てページでも書いていますが、310ULはカウンターウェイトやトリップレバーの固定など、樹脂製ロータリーヘッドの取り扱いが一番気を使うところです。

 

 構造自体は単純なので、パーツクリーナーやケミカル類を過度に使用しなくても、水洗いと乾燥+グリスアップだけで十分メンテになると思います。

 

 かわいいリールなので、お気軽な釣りには持ってこいです。

 

 どんどん使いますよ!

 

[20221231]