Mitchell310UL オーバーホール 本体組立編

ミッチェルのスピニングリール310ULの本体を組み立てます。

Mitchell 310UL のオーバーホール。本体の組み立て。


 ミッチェルのインスプールスピニングファミリーの最小モデル、310ULです。

 

 ちっこいですねー。国産リールの500番クラスです。意外と普通に使えますし、大きい魚も釣ってます。

 

 構造が単純なのでオーバーホールも簡単です。手入れをすると愛着も湧きます。

 


 分解図とパーツのリストはこちらのページに一覧にしてあります。

 

 このページでは、本体部分を組み立て、別に組んだローターヘッド、ハンドル、スプールと合わせて完成させます。パーツ名の後にかっこ書きでパーツ番号を書いているところもあります。

 

 写真撮影のため、オイルやグリスは使わずに組み立てています。実際に組む時は適宜使用してください。

 


 分解・洗浄したMitchell310ULです。

 

 

 

 


 本体部分を組み立てます。本体部分は308と全く同じです。

 

 ハウジング(84067)にアンチリバースドッグバネ(81272)を置きます。

 

 

 

 


 アンチリバースドッグを取り付けます。バネに引っかけながら、菱形部分と嚙合わせる感じです。この時、アンチリバース機能を<ON>、巻くとカリカリ音がする側にしておくと取り付けやすいです。バネは写真の線のように入っています。

 

 

 

 


 アンチリバース機能を<OFF>にして作業を進めます。

 

 

 

 


 スラストワッシャー(81276)を置いて、

 

 

 

 


 ドライブギヤ(84329)をセットします。

 

 

 

 


 別に組み立てたローターヘッドユニットを取り付けます。ピニオンとドライブギアがうまく噛み合うように取り付けます。

 

 

 

 


 外れ止めのボールベアリングネジ(83510)を入れます。ローターヘッドの位置がうまく合ってないと入り切りません。

 

 

 

 


 こんな感じで本体とネジがツライチになるようにします。

 

 

 

 


 オシレーションスライド(81308)を置いて、

 

 

 

 


 メインシャフト(84454)を差し込み、オシレーションスライダーと穴の位置を合わせます。

 

 

 

 


 ロック金具(81307)を差し込みます。

 

 

 

 


 サイドプレートとネジ(81305)を取り付けます。ここまでで本体部分は完成です。

 

 

 

 


 別に組み立てたハンドルを付けます。逆ネジなので注意です。

 

 

 

 


 別に組み立てたスプールを付けます。各部の動きを確認します。

 

 

 

 


 オーバーホール完了です。

 

 

 

 


 左側。なかなかカッコいいです。Ultra Liteウルトラライトってのがいいです。

 

 ニンテンドーDS LiteにもLiteが使われてますね。懐中電灯のマグライトもMAGLITEです。

 

 

 


 グリスはたっぷり目で。ピニオンはスプレーノズルをベアリングの隙間に当ててブシュッっと吹いてます。

 

 

 

 


 ドライブギアとピニオンの噛み合わせも、てんこ盛りです。メインシャフトなどもたっぷり塗ってOKです。

 

 

 

 


 グリスはシマノの汎用品を使っています。

 

[20221230]