関連ページ バンタム100のパーツリスト(パーツ写真あり)
スプールの軸は、このピニオンギアの筒の中に納まっています。
クラッチを切ると、ピニオンギアが持ち上がってメインギアとの嚙み合わせが外れる仕組みです。
キャスコンのツマミをとって、プラスチックブッシュを外すとピニオンギアが見えます。これはメインギアと噛み合っている状態。
Bantam100やらBantam10SGやら、写真が混在していますが、パーツや構造は同じです。
これがクラッチを切った状態(キャスト時)。ピニオンが持ち上がっているのがわかります。
この時、フリーになったスプールを回すと、軸が回るのがわかりますが、ピニオンは回りません。
なので、キャスト時のスプールの抵抗を少なくするためにはピニオンの内壁の平滑度を高め、適度にオイルを添加することが効果があると考えられます。
ベビー用綿棒(普通の綿棒では太すぎるので、むしって細くするか、ベビー用使います)の先にピカールを付けて、
わりとすぐ鏡面みたいになります。常にスプール軸の回転にさらされているので、あんまり凸凹になりようがないですね。
この後、パーツクリーナーなどでクリーニングして組付けます。
実は、ピニオン内壁の研磨以上に需要なのはオイルの量かなと思っています。
オイルの品質はともかく、オイルが多すぎると回転は悪くなります。
ピニオンの内側に薄く膜を張る程度がいいのではないかと感じていますが、まぁ、その時その時で適当に注油してますし、「こんな感じかな」程度の感覚です。
でも、多過ぎは良くないと思いますよ。
オイルはシマノの汎用品使ってます。スプレーなので量の調節が難しいですが、吹いた後にノズルの先に残ってる半滴くらいの量でちょうどいいくらいの感じです。
[20220321]