DAIWA バルサミノーの修理

ダイワのバルサミノーの腹のアイが破損。ワイヤー自体がむき出しになってしまいました。ウエイトを入れて修理・調整します。

ダイワ バルサミノーの修理


 ダイワのバルサミノーです。20年以上前のルアーです。いや、もっと前か?(これを書いているのは2025年7月)。手が届くところで根掛かりしたのを、ルアーを持って引っ張ったら腹のフックアイが本体から抜けてしまいました。

 

 

 

 

 

 


 腹側を拡大して見るとこんな感じ。見事に引っこ抜かれています。さて、どうしましょう。

 

 

 

 

 


 捨てるという選択肢もありますが、とりあえず直してみます。はみ出したワイヤーをニッパーでカットします。

 

 この状態で、ワイヤーが入っていた部分をエポキシで埋めて、テールのフックのみで使ってもいいような気もしますが、バルサミノーは腹のフックを外すとバランスが悪くなってうまく泳がないのです。

 

 のりこし は、プラグの腹のフックを外して使うことも多くて、ラパラはフローティングもシンキングも腹のフックを外してもうまく泳ぎますが、バルサミノーはダメですね。

 

 なので、フックに相当するウエイトを仕込む必要があります。

 

 

 

 

 


 切り取ったワイヤー、フック、スプリットリングの重量は0.54g。

 

 

 

 

 


 手持ちのガン玉で調整します。

 

 

 

 

 


 5個で0.51gです。5個か6個で迷うところですが、飛距離が伸びることとを期待して6個又は7個埋め込むことにします。

 

 

 

 

 


 多少の個体差はあると思いますが、ガン玉の直径が2mm程度なので、2ミリのドリルで穴を開けます。

 

 

 

 

 


 バリを削ってドリルを当てると、ピンバイスを使うまでもなく、手持ちで簡単に穴を広げることができました。

 

 

 

 

 


 こんな感じで2ミリ幅の溝ができました。

 

 

 

 

 


 ガン玉を入れ込みます。6個入りました。ガン玉は潰さずに入れました。この後、エポキシで埋めた時に、エポキシの噛みがいいかなと思ったのが理由ですが、たいした差はないですね。

 

 

 

 

 


 エポキシを塗ります。余ったのでリップ周りも塗って補強しときました。塗装も考えましたが、まぁしなくでもいいでしょう。

 

 

 

 

 


 完成です。テールはダブルフックにしました。ダブルフックは状況に応じて上向きと下向きを変えられる利点もあるのですが…

 

 

 

 

 


 糸がらみが嫌なので、糸を巻きました。

 

 

 

 

 


 完成です!いかにも釣れそう!!

 

 これを持ってまた魚釣りに行きますよ!!

 

 

[20250725]