シマノのベイトリール、バンタム100のキャスコン部分です。200、10SGも全く同じです。
ツマミを外すと、白い樹脂製ブッシュが入っています。これは「本体ピニオン受」という部品名で、その名の通り、ピニオンの軸を保持しています。
このブッシュをベアリングに交換します。交換するのはコレ。サイズは外径10mmx内径4mmx厚さ4mmです。
このサイズはABU用として売られていることが多いですが、サイズが合えばバンタムにも使えます。
裏側です。このベアリングは片側オープンです。
ブッシュを外して、
ベアリングを入れるだけ。裏表がありますが、どっちでもいいです。これはオープン面が外側。
これはオープン面が内側。
適当にオイルまたはグリスを注油。オイルが多すぎると回転は重くなります。
バンタム100と200はキャスコン部分が共通部品ですし、交換手順も全く同じです(手持ちのバンタム200はキャスコンのプレートが取れてしまっています)。
バンタム10SGです。これも同じ。
パーツの色は黒ですが、サイズは全く同じです。
取り出して、
ベアリングを入れます。
大層にページを作りましたが、このチューンはあまり意味のあるものとは思えません。
キャストの時、クラッチを切るとスプール軸はフリーになり、ブッシング内側(=ベアリング内側)に接していない状態になります。
一方、巻き上げのスムーズさはベアリングチューンで向上すると考えられます。
キャスト時のスプール抵抗軽減には、むしろピニオン内壁の平滑度を高め、適度なオイルの添加が効果があると思います。
見た目カッコいいからベアリングにしてますけどね(^^)
[20220321]