以前、Panasonicのかしこいランプ「SKL083」を取り付けた、L.L.Beanの自転車の自転車です。あの時は苦労しました。記事はこちら→「L.L.Beanの自転車にPanasonicのかしこいランプSKL083を取り付け(その1)、(その2)」
2015年9月に取り付けましたので、丸2年、取り付けに関しては全く調整なしです。さすが専用取付金具!目立たないけれども、素晴らしい性能で、安定感抜群です。ちなみに型番は「BFD1058」です。
今回は、サドルです。これが問題のサドル。上面に亀裂が入ってきています。L.L.Beanのロゴの入った純正サドルなのですが、服が引っかかってしまって困りものなので交換することにしました。
拡大したところです。サドルとしては、特に高級品というわけではなく、フツーのママチャリ/シティサイクルクラスのものです。
下からの写真です。ママチャリにはスプリング(=サスペンション)付きのサドルが装着されている場合も多いですが、これはスプリングなしのタイプです。
いろんな角度から写真を撮っておくと、後々の作業で参考になることも多いです。
シートポスト固定金具です。折りたたみなので、締めるボルトが前に来るようになっています。
一応折りたたみとはいえ、折りたたんだのは引っ越しの時だけです。
今回はシートポストまで触らなくても良さそうです。
交換する新しいサドルですが、手持ちのものを出してきました。なので、正確には「新しい」サドルではありません。
以前、ブロンプトンのサドルを替えた時も手持ちのものの再利用でした…。
節約志向といえば聞こえはいいですが、お金がないだけとも言います。新品でもそんなに高いものでもないんですがね。
違う角度から。Century New / BICYCLE SADDLE と書いてあります。。
後ろから。リフレクターが付いているのはいいですね。サドルの下に端の青いレバーみたいなのが付いています。お詳しい方ならご存知かもしれません。
これが全体の写真です。そうです。シートポストに折りたたみ機能が付いているのです。
拡大するとこんな感じです。青いレバーを上に持ち上げながらサドルを前に倒すと、
こうなります。
真ん中の爪が、シートポスト部の四角い凹みにはまって固定される仕組みです。
横から見るとこんな感じです。
せっかくの折りたたみシートポストですが、L.L.Beanの折りたたみ自転車は折りたたまないので今回はサドルだけ使います。
サドルをシートポストに接続する金物(ヤグラ)が、独自形状なので、サドルだけ取り外します。
13mmのボルトです。
ラチェットが使えれば、そっちの方が楽チンです。
難なく外れました。先にL.L.Beanのサドルを外して、交換するサドルに問題があったら困りますからね。これで交換するサドルの準備ができました。
続いてL.L.Beanのサドルを外します。こちらも13mmのボルトです。ボルトが見えている(サドルに隠れていない)ので、メガネレンチでも、
ラチェットでも、どちらでもOKです。ご丁寧にプラスネジまで切ってあるのですが、わざわざドライバーを使わなくても良いでしょう。楽チンなラチェットを使います。
難なく緩みました。サドルだけ外れないかなーとガチャガチャやりましたが、
結局外れてしまいました。すでに錆びが見えています。
サビてますねぇ…。どうしよう。
しゃーないですね。見て見ぬ振りもできないので、ちょっとだけ。CRC5-56を吹いて、ワイヤーブラシでゴシゴシ。
こんなもんでいいでしょう。十分です。こういう所までできるのはDIYのいいところです。もちろん良心的な自転車屋さんはやってくれると思います。
取り付け金具はサビもでておらず、問題なさそうです。
サドルは廃棄するのでどうでもいいのですが、一応記念写真というか、記録写真を。
Viscount, M, 11, 7002と書いてあるようです。Mはサイズ、11は製造月っぽいです。
断定はできませんが、形状から察するに、Viscount 2200というサドルにエルエルビーンのロゴが入っているのではないかと思われます。
同じものが入手できるのかなと思い、探してみましたが、楽天やアマゾンでは見つけられませんでした。
オークションやフリーマーケットなら見つかるかもしれませんが、そこまでする必要もないでしょう。
自転車の整備をしていると必ず寄ってきます。なんでだろ?
金具を外しました。ちょっと錆びてるとこがあります。
そのまま使うつもりでしたが、ホコリやサビがあるので、少しだけ綺麗にしてから取り付けることにします。こういうことしてるとなかなか進まないんですよねぇ。自分ちの自転車だからいいけどね。
CRC5-56を吹いて、磨く……というほどではありません。拭く程度です。
それでも充分綺麗になります。
新しいサドルに金具をセットして、
シートポストに差し込みます。
ぎゅっと奥まで差し込んで、
ボルトを締めますが、ボルトがサドルに半分隠れているのでラチェット+ソケットは使えません。
オープンスパナで締め…………??なんか変??
これが外す前の写真です。金具の向きが逆ですね。
こうじゃなくて、
こうですね。
後日、自転車屋さんに聞いたところ、金具(ヤグラ)の向きはどちらでもいいそうです。前後を逆にすると、サドルの位置が前寄りになったり後ろ寄りになったりします。自分の好きなように調節すればいいそうです。
あらためてシートポストにはめていきます。
角度を合わせて、
メガネレンチで両側を交互に締めていきます。
これでオーケーです。
サドル交換、終わりましたー!
今回はサドル取り付け金具(やぐら)を使い回ししましたが、ママチャリ用のサドルには、金具が付属した状態で売っていることが多いので、手順としては、「ボルトを緩める→古いサドルを引っこ抜く→新しいサドルをはめる→ボルトを締める」の4ステップで一丁上がり!てなもんです。
ママチャリ用の手ごろなサドルは1,000円台前半からありますし、サドルカバーで誤魔化すより、サドルを交換するほうが効果的ですね~。
[20170907]