一之舟入(いちのふないり)です。京都の河原町御池の交差点の
さて、お辞儀をしてしまう、Panasonicのかしこいランプです。専用部品(ブラケット)とライトで改善を図ります。
これがランプ取付用部品、品番BDF1058です。ランプがシルバーなので同系色を勝手に想像していましたが、黒でした。色はどうしますかって聞かれなかったので、黒しかないのかもしれません。「専用取付部品」と謳っていますが、特別専用っていうわけでもないです。これから付けようとしている型番NL-831P-Sは廃番ですが、現行機種のSKL083S、SKL083K、SKL080、SKL079にももちろん使えます。
イオンで買いました。気になるお値段は、8%税込820円でした。税抜き760円?かな?送料とか入ってるかもしれません。100円均一の激安に比べると高いようですが、前照灯としての明るさを満たしたきちんとしたライトですし、防滴仕様ですし、暗くなると点灯するオートライトですし、何よりお蔵入りしていたモノを活用するというのりこし的自己満足という大きな理由から、良しとしました。が、その後ネットを検索していると安価なものもあり、微妙なところです。
金具を取り付けたところの塗装が剥がれてそこから錆びる可能性もあるので、手持ちのゴムシートを適当な大きさに切って、前フォークと金具の間に挟みます。
取付自体は簡単です。しかし、走行中に緩んでライトがスポーク巻き込まれると、急ブレーキがかかって前のめりに転倒する可能性があって、とても危険です。緩まないようにきつく締めます。ボルトの頭が六角になっているのも、ドライバだけでなくスパナやメガネレンチなどできちんと締めるのを意図した設計と考えられます。
以前、横断歩道を歩いて渡っていた時に、前から来た自転車が突然回転してひっくり返りったことがあります。後ろタイヤがずいぶん跳ね上がったように見えたので、スピードもそれなりに出ていたのでしょう。
ハンドルに傘を掛けておられたようで、その傘の先が何かの拍子に前輪のスポークに入ってしまって転倒してしまったようでした。幸い大きな怪我はなかったようですが、見ていて怖かったです。すぐそばに人がいなかったのも幸いでした。場所によっては「自転車が降ってくる」ようなものです。
話が逸れましたが、続いてライト本体を取り付けます。説明書をよく見て、内側からボルト(ネジ)、ダイナモ取付部品、歯付座金、ライト本体、ナットの順番です。
ボルトにワッシャーが付いていますが、これはワッシャー付きボルトで、もともとこのランプに付いていたか、他の自転車でダイナモを留めていたものです。こちらも頭が六角です。
ライト本体はネジが緩んでもお辞儀をするだけなのですが、ネジはきちんと締めます。
取り付けました。この後、角度を調整します。
取付部分のアップです。説明書通りにしたので、ライトを取り付けたボルトが外向きです。ダイナモ取付部品とライト本体の間に歯付座金を入れることに気をつければ、ボルトを内向きにしても問題ないかと思います。ライトを取付部品の内側にできたかは覚えていません。内側の方がすっきり収まるような気がして試したような気がしないこともないのですが……。ネジ一本にしても、取り付け方を変えたりできるのも自分でやることの楽しみです。
前から見たアップです。ダイナモ取付部品のネジがスポーク側に出ていますが、十分な隙間があるますので問題ありません。
内側からの写真です。
前からの写真です。前タイヤが20インチで、取付場所も低めなので、「ライトの角度としてはかなり前向きにせねばなるまい」、と考えて調整したのですが、実際に乗ったカミさんによると、「もっと近くを照らして欲しい」んだそうです。何日かかけて調整すると、「えっ?こんなんでいいの?」「どこ見て走ってんねんな。もうちょっと遠く見なあかんで(もちろん言いません)。」って感じですが、あまり支障はないようです。考えてみると、乗るのは夜でも明るい市街地だし、車道を飛ばすわけでもありません。ギア比も小さいし、スピードも知れているのです。
ということは、前照灯の明るさが云々とか関係ないんじゃ……。100円均一でもいいんじゃ……。いやいや、法規はきちんと守らないと……。いろいろ考えますが、自分の考えとか感覚を押し付けないとか、お客さんの希望とか状況をきちんと把握するっていうのは大事なことです。勉強になります。街の自転車屋さんはそういうことができているのかもしれません。
[20150411]