自転車のダイヤル式ワイヤーロックの分解掃除

ワイヤーが切れてしまった自転車のワイヤーロックを修理しました。長さもぼぼ同じで壊れる前と同じように使えます。

自転車のワイヤーロック(サドルロック)の修理


 ダイヤル式のワイヤーロックです。割と細めのワイヤーがコイルになったロックで、サドルロックなどと呼ばれ、サドルの盗難防止に使われたりします。のりこし は自転車そのもののロックに使ったりもしてます(ダメですか😅)

 

 写真で見るとおり、ワイヤーが切れてしまいました。

 

 

 

 

 


 切れた端です。ワイヤーがチクチクしたり、他の物を傷つけないようにとりあえずテープ巻いてます。

 

 

 

 


 ループ側は柔らかいゴムみたいなカバーが付けてあります。

 

 

 

 

 


 カバーを外すと、スリーブでワイヤをカシメてループにしていることがわかります。と言うことは、このループを作り直せば、直せるってことですよね?

 

 

 

 

 


 電気工事に使うリングスリーブと熱収縮チューブを用意しました。


 使う工具は、「圧着工具(圧着ペンチ)」と「ワイヤーカッター」。写真には映ってませんが、熱収縮チューブ用にドライヤーも使います。


 コイル状になっている方に、ゴム状カバー、熱収縮チューブ、リングスリーブの順に通します。

 

 

 

 

 


 ワイヤーカッターで、ささくれたワイヤーの端をカットします。

 

 

 

 

 


 角度的に分かりにくいかもしれませんが、ワイヤー先端をループにしてリングスリーブに入れます。

 

 

 

 

 


 圧着工具でカシメます。

 

 

 

 

 


 こんな感じ。

 

 

 

 

 


 熱圧縮チューブを被せて、ドライヤーで加熱します。

 

 

 

 

 


 収縮したチューブがスリーブを覆い、剥き出しの金属部分がなくなりました。

 

 

 

 

 


 さらに元々付いていたゴム状カバーをスライドさせて被せると完成です。

 

 

 

 

 


 ループは小さくなりましたが、実用上は特に問題ありません。

 

 

 

 

 


 長さの短縮も最小限で直すことができました。

 

 そこそこの力でワイヤーが切れてしまうのは、ロックとしての性能的に問題があるような気がしないでもないんですが、それでも、このタイプのワイヤーロックは、コンパクトで手軽だし、二つ目のロックなどで重宝してます。

 

 

[20200101]