サザビーのパスケースです。一見して使い込んでいる…というか、だいぶ痛んでいそうな感じです。
裏側です。もともと色はネイビーなのですが、折った時に背になる部分は色が薄くなり、ひび割れて茶色いスジが入っています。
のりこしは財布として使っていました。
財布といっても、小銭は入らないので、キャッシュカード、クレジットカード、運転免許証、交通系電子マネーのICOCA、千円札数枚程度を入れていました。
イコカ(ICOCA)が入っているのでパスケースとしても使っているといえば使っているのですが、最近はパスケースと財布の区別がなくなりつつあります。
広げたところです。カードを入れる部分と中が見えるセル部分(プラスチック板部分)があります。
真ん中のフラップをめくったところです。セル部分が2面です。
パスケース全体としては透明なセルの部分が全部で3面、カードなどを入れるポケット部分が3箇所あります。
「SAZABY'S」のロゴです。サザビーはSAZABY'S→VIASAZABY→SAZABYと変わっているので、だいぶ古いです。
正確には覚えていませんが、買ったのは20年程?もっと前??。
透明部分が3面あるのは、購入当時、定期券を「見せるだけ」で改札を通れた時代を映したもので、「3路線対応タイプ」といったコンセプトだったのでしょう。
パンツの後ろポケットに入れるので、お尻のカーブに沿って、たわむ力が常にかけられてしまい、セルには過酷な状況だったのでしょう。
財布全体では、お尻のカーブの型が付いて、ポケットに入れる向きが違うと違和感を覚えるまでになっていました。
別の場所のセルです。ここも割れています。
こちらに至っては、もろくなっていて、まさに「劣化」という感じです。
セル以外では、角のすれや折り曲げ部分のひび割れが目立ちます。
ほつれもあります。
使っている時はあまり感じませんが、改めて見ると、特に拡大してみるとボロボロですね。
内側になっているところはまだまだいけそうですが…
実は、まだ使いたいと思って、修理が出来ないかサザビーさんに相談してみました。
これまでもセル交換やほつれ直しなど、数回修理してもらっているのです。
店員さんも答えられる範囲で教えてくれた上に、相談にも親切に乗ってくれて、工場にも尋ねてみてくれるとのことなので、預けてきました。
お返事としては、
ということでした。
のりこしとしては、「SAZABY'S」のロゴを残したかったので、その部分を含めてまだ使える皮と新しい皮を使って作ってもらえないかと思っていました。
「私、まだVIASAZABY使ってますよ」とか、サザビー好きな人は結構いて、知らない人でも話題になるとお互いに出して見せたりするので楽しいのです。
「金ならいくら掛かってもかまわん!」……とは言えず、新品購入と同程度か許容出来る範囲での金額ならお願いしたかったのですが、そういった修理対応はしていないとのことで、ダメでした。
セル交換だけという選択肢もありました。のりこしはVIASAZABYの手帳も使っていて、同じ色でセットのつもりで気に入っていたのです。
SAZABY'SとVIASAZABYでお気に入りでした。
名残惜しいのですが、冷静に写真を見ると、既に同じ色だとかセットだとか言えないレベルかもしれません。これ以上使うのもどうかと思ってあきらめました。
未練たらたらですが、同じものは製造されていないし、サザビーのメンズ財布や、男性でも持てるパスケースはほとんどラインナップから外されてしまっているのです。
さよならSAZABY'Sのパスケース。君の事は忘れないよ。
…
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…
…
…
糸をほどいて、ロゴの入った皮だけ使って何か作れへんやろか?←まだ未練が….。
それはともかく、新しい財布を買わないと。
新しい財布を買いました。abrAsus(アブラサス)の「薄いマネークリップ」です。紙幣とカードのみで小銭入れ無しの財布です。二つ折りですが、薄くてスマートで使いやすくて気に入りました。購入記を書いたので、よろしければご覧ください。
サザビーのパスケースは、糸をほどいて分解してみました。記事はこちら>>SAZABY'Sのパスケースの分解
[20160210]