ドイツの文房具メーカー、ダーレ DAHLE のクリップケースです。
大きさは実測で縦10cm x 横6.5cm x 高さ3.1mm、蓋の部分を除いた高さは2.5cmです。
ボディ下半分と蓋はクリーム色で全体的に経年変化によるヤケが見られます。
ボディの上半分はクリアスモークで中のクリップが見えるようになっています。
蓋を開けるとこんな感じ。
蓋の裏側についている磁石にクリップがくっついて持ち上がる仕組みです。蓋の上下に合わせて磁石が回転するギミックが秀逸です。
蓋の右下にDAHLEのロゴが入っています。
裏側です。四隅に丸があります。ここだけ焼け方が少なく、白いのがわかるかと思います。
おそらくここに滑り止めがクッション的なものが貼ってあったのだと思いますが、遥か彼方の記憶でどんなものだったか全然覚えがありません。
裏側の表示です。 DAHLE 10100, W-GERMANY と書かれています。
最近のDAHLEはどれも中国製ですが、これはドイツ製、しかも「西」ドイツ製です。
かなり古いものです。おそらく昭和、1980年代と思われます。
蓋の部分すぐに外れるようになってしまいました。
プラスチックの出っ張りが蝶番の役目をしているのですが、それが磨耗して外れやすくなってしまったのです。
違う角度から。こすれる所だけが色が違い、白っぽく見えます。
受ける側の本体です。こちらは凹部なので極端な磨耗は見られません。
蓋の凸部がはまる溝があります。
拡大した写真です。
溝が直線ではなく、テーパーになっているところがミソで、蓋を開けた時に、磁石が回転するように角度が変わってクリップが取り出しやすくなる仕組みになっています。
クリップを使う頻度が少なくなってきたこともあって、出番が少ないですね。でも無いと困るし、もっと小さいものにリプレースしようかと思案中です。
[20180505]