のりこしの池

テープディスペンサーのギザギザ刃を修理しました。

テープカッターのギザ刃の修理(2)

テープディスペンサーのギザ刃の修理

 前のページで、テープカッターからギザ刃を取り出しました。この記事では、先の平らなフラットペンチで直して、組み立て、試し切りです。。

 

 

 

 

 

 

テープディスペンサーのギザ刃の修理

 こんな感じで、ぎゅっと握って平らに整えます。

テープディスペンサーのギザ刃の修理

 自分では上出来と思いますが……。

 

 

 

 

 

 

テープディスペンサーのギザ刃の修理

 ディスペンサー本体側も汚れています。取り付ける前にきれいにしておきます。

 

 

 

 

 

 

テープディスペンサーのギザ刃の修理

 直したギザ刃を傷つけないように、手に怪我をしないように、取り付けます。

 

 

 

 

 

 

 

テープディスペンサーのギザ刃の修理

 じゃじゃーん。修理完了です。光り輝いて聳え立つようです。

 

 

 

 

 

 

 

テープディスペンサーのギザ刃の修理

 テープを取り付けて、試し切りしてみます。うーんすばらしい。軽い力でスパッと切れます。これぞ整備の快感です。

 「目立てやすり」と呼ばれる、のこぎりの歯に使うヤスリを使えば、更に鋭い切れ味になるかと思われますが、今回はそこまで深入りしませんでした。

 

 目立てやすりは理系・工業系の学校などでガラス管を切ったりした経験のある方にはおなじみの道具です。

 

 交換用の刃がパーツ扱いで部品販売されているテープカッターの場合、文房具屋さんなどで取り寄せてもらうという方法もあります。大手の事務機・文具メーカーでは対応している場合もあるようです。

 

 他には、100円均一などで、安いテープカッターを買って、刃だけ使って後は捨てる。という手段もあります。テープカッター自体を気に入っているけれど、換えの刃が入手できない時は選択肢になりそうです。

 

 100円均一の商品で、刃そのものの耐久性やテープの切れ味がどこまで期待できるかという問題もありますが、そういったテープカッターはアンティークだったりして、事務用品として酷使しているといった状況ではない可能性も高く、実用性が少々犠牲になっても問題ないかもしれません。

 

 ちなみに、BONOXの替刃は、あちこち探しましたが見当たりませんでした。他のメーカーのもので合うものがあるかもしれませんが、試していません。いざとなれば買い替えか、目立てヤスリですね。

 

追記:この記事のディスペンサーは廃番になってしまいました。新しいものは本体が金属で、すっきりした印象です。[20200303]

コクヨ テープカッター カルカット

 ここまで書いておいてなんですが、実は のりこし が一番良く使っているテープカッターはコクヨ製の「カルカット」です。これはすばらしいテープディスペンサーです。

 

  • テープカッターとして、適度な重量と机上安定性があり、片手で操作できる。
  • 大巻小巻、どちらの径のテープにも対応している(BONOXも両対応です)。
  • 軽い力でカットできる。
  • カットした切り口のギザギザが細かく、ほぼ直線。
  • ギザ歯に触れても怪我しにくい。→子どもにも安心して使わせることができる。
  • 刃が交換できる(替刃の型番はT-SHA1です)。
  • 机上で安定して使えるが、「持ち運ぶ」機会の多いことを考慮して、指が引っ掛かりやすい「くぼみ」がついています。この「くぼみ」に、親指と他の指がちょうど収まります。
    • テープディスペンサーは、その機能上、そこそこ重量があります。
    • おまけに片手で何かを押さえながらテープカッターをつかんだりする状況が多く、よけいに落としやすいとも言えます。
    • のりこしも他のテープカッターを複数回、落とした経験がありますが、このカルカットは本当に持ちやすいです。
  • 実用性とシンプルさのバランスの取れたデザインも良い。
  • 値段が安い。このデザインと性能ならコスパ最高です。というか、普通に「こんな安いの?」っていうくらい安い。

 

 のりこしがちょっと思いついただけでも、このような特徴があります。

 

 

 

 

 

コクヨ テープカッター カルカット

 後姿もすてき。

 

 

 

 

 

 

コクヨ テープカッター カルカット

 肝心のカット刃のアップです。ギザギザが細かいです。

 

 マスキングテープやメンディングテープなども問題ありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

コクヨ テープカッター カルカット

 テープの保持部分も、さすが大手文具メーカーと言わざるを得ません。

 

 写真で薄く赤色に塗った部分は、ネクストバッターズサークルとも言うべき、次にカットされるであろうテープを保持している部分なのですが、ここにテープがくっつきすぎると、次のテープをスムーズにつまみ上げることができません。

 

 ここの粘着度合いが絶妙なのです。さすがです。

 

 

 

 

 

 

コクヨ テープカッター カルカット

 裏の滑り止めラバーも安定感抜群です。

 

 かといってホコリが付きやすいかというと、そういったこともなく、さすがコクヨ製と言うべきでしょう。

 

 

 

 

 

 

コクヨ テープカッター カルカット

 たまたま外箱が残っていました。

 

 引き出しの隙間を埋めるスペーサーとして使っていたものです。

 

 KaruCut カルカット、軽い力でよく切れる!とキャッチコピーが書いてあります。

 

 ちょっとベタですが、性能は抜群です。

 

 

 

 

 

 

コクヨ テープカッター カルカット

 パッケージ裏側です。デザインで売っているわけではないので、きちんとした説明が詳しく書かれています。

 

 本体型番はT-SM100w(末尾 w は色記号と思われます。他に黒や緑もあります。)、替刃の品番はT-SHA1と記載があります。

 

 

 

 

 

 

コクヨ テープカッター カルカット

 箱の側面には切り口イメージが描かれています。

 

 まっ平らというわけにはいきませんが、従来のギザ刃と比較すると、ほぼ直線に近い切れ方です。

 デザイン的にはBONOXなので、のりこしの自分の部屋にはBONOX、リビングにある子供の机にコクヨ カルカットを置いています。

 

 滞在時間の違いから、使用頻度は圧倒的にカルカットの方が多いです。

 

 適材適所ということですね~。

 

[tapedispenserblade20160214]