前のページで、テープカッターからギザ刃を取り出しました。この記事では、先の平らなフラットペンチで直して、組み立て、試し切りです。。
こんな感じで、ぎゅっと握って平らに整えます。
自分では上出来と思いますが……。
ディスペンサー本体側も汚れています。取り付ける前にきれいにしておきます。
直したギザ刃を傷つけないように、手に怪我をしないように、取り付けます。
じゃじゃーん。修理完了です。光り輝いて聳え立つようです。
テープを取り付けて、試し切りしてみます。うーんすばらしい。軽い力でスパッと切れます。これぞ整備の快感です。
「目立てやすり」と呼ばれる、のこぎりの歯に使うヤスリを使えば、更に鋭い切れ味になるかと思われますが、今回はそこまで深入りしませんでした。
目立てやすりは理系・工業系の学校などでガラス管を切ったりした経験のある方にはおなじみの道具です。
交換用の刃がパーツ扱いで部品販売されているテープカッターの場合、文房具屋さんなどで取り寄せてもらうという方法もあります。大手の事務機・文具メーカーでは対応している場合もあるようです。
他には、100円均一などで、安いテープカッターを買って、刃だけ使って後は捨てる。という手段もあります。テープカッター自体を気に入っているけれど、換えの刃が入手できない時は選択肢になりそうです。
100円均一の商品で、刃そのものの耐久性やテープの切れ味がどこまで期待できるかという問題もありますが、そういったテープカッターはアンティークだったりして、事務用品として酷使しているといった状況ではない可能性も高く、実用性が少々犠牲になっても問題ないかもしれません。
ちなみに、BONOXの替刃は、あちこち探しましたが見当たりませんでした。他のメーカーのもので合うものがあるかもしれませんが、試していません。いざとなれば買い替えか、目立てヤスリですね。
追記:この記事のディスペンサーは廃番になってしまいました。新しいものは本体が金属で、すっきりした印象です。[20200303]
ここまで書いておいてなんですが、実は のりこし が一番良く使っているテープカッターはコクヨ製の「カルカット」です。これはすばらしいテープディスペンサーです。
のりこしがちょっと思いついただけでも、このような特徴があります。
後姿もすてき。
肝心のカット刃のアップです。ギザギザが細かいです。
マスキングテープやメンディングテープなども問題ありませんでした。
テープの保持部分も、さすが大手文具メーカーと言わざるを得ません。
写真で薄く赤色に塗った部分は、ネクストバッターズサークルとも言うべき、次にカットされるであろうテープを保持している部分なのですが、ここにテープがくっつきすぎると、次のテープをスムーズにつまみ上げることができません。
ここの粘着度合いが絶妙なのです。さすがです。
裏の滑り止めラバーも安定感抜群です。
かといってホコリが付きやすいかというと、そういったこともなく、さすがコクヨ製と言うべきでしょう。
たまたま外箱が残っていました。
引き出しの隙間を埋めるスペーサーとして使っていたものです。
KaruCut カルカット、軽い力でよく切れる!とキャッチコピーが書いてあります。
ちょっとベタですが、性能は抜群です。
パッケージ裏側です。デザインで売っているわけではないので、きちんとした説明が詳しく書かれています。
本体型番はT-SM100w(末尾 w は色記号と思われます。他に黒や緑もあります。)、替刃の品番はT-SHA1と記載があります。
箱の側面には切り口イメージが描かれています。
まっ平らというわけにはいきませんが、従来のギザ刃と比較すると、ほぼ直線に近い切れ方です。
デザイン的にはBONOXなので、のりこしの自分の部屋にはBONOX、リビングにある子供の机にコクヨ カルカットを置いています。
滞在時間の違いから、使用頻度は圧倒的にカルカットの方が多いです。
適材適所ということですね~。