Brompton フロントキャリアブロックを他の自転車に取り付ける(加工編)

Bromptonのフロントキャリアブロックをバッグのシステムは、カゴをを使わずにバッグを身体から離して乗車できる優れたシステムです。他の自転車でもバッグを共有すべく、フロントキャリアブロックを加工します。

Brompton フロントキャリアブロックを他の自転車に取り付ける(キャリアブロック加工編)

ブロンプトンのバッグを他の自転車と共有するため、フロントキャリアブロックを加工することにしました。

 

 

 


 ブロンプトンのバッグを他の自転車と共有するため、フロントキャリアブロック(ブロック)を他の自転車、今回は国産ミニベロのタイレルFXのシートポストに取り付けようと種々検討した結果、ミノウラのLWクランプ(またはスペースマウント))を使うことにしました。

 

 ブロックがシートポストから浮いてしまいますが、LWクランプの固定力は信頼できますし、上下2点をM5のネジでガッチリ固めるので強度的にはなんとかなりそうです。

 

 


 LWクランプと同機能のスペースマウント(着脱式)もあり、これなら取り付け、取り外しも簡単にできそうです。

 

 

 

 


 ヘッド形状、ネジ穴サイズも同じ。

 

 

 

 


 そのままポン付けでは、不安定な感じがするので、ホルダーのヘッド部分が収まるように、ブロックを削ります。

 

 

 

 


 ブロックにホルダーを仮留めして、

 

 

 

 


 カッターでケガキアタリを付けます。

 

 

 

 


 こんな感じです。かなりいい加減。

 

 

 

 


 手で削るの大変そうなんで、プロクソンのルーター出してきました。型番28512。


 ルーターでもあんまり効率よくないです。

 

 

 

 


 カッターの方が効率いいです。欲を言えば、「ノミ」が欲しいです。

 

 

 

 


 現物合わせでちょっとずつ削って行きます。まだまだですね。

 

 

 

 


 最終的にこのくらいまで削りました。

 

 削りすぎて向こうが見えてしまっているところがありますが、強度を保てないような薄い部分はあってもなくても同じなので、あまり気にしないことにします。

 

 

 

 


 ホルダーの収まり具合です。やはりポン付けに比べると安定感があります。

 

 

 

 


 反対側から見るとこんな感じです。

 

 

 

 


 もうひとつの穴の方は、ドリルで穴を穿うがってからカッターでくり抜きました。

 

 

 

 


 ドリルは2mmを使用。1.5mmでもよかったです。マスキングテープを巻いてあるのは深さの目安です。

 

 

 

 


 できました。

 

 

 

 


 試しにホルダー2個をセットしてみます。

 

 

 

 


 M5ボルトは、標準のもの(15mm)は短くて届かないので、手持ちにあった25mmを使いました。

 

 

 

 


 上が15mm、下が25mmのボルト。ギザギザワッシャーはキャリアブロックの付属品です。

 

 

 

 


 シートポストにつけてみました。なかなかいいんじゃないすか?実はミノウラのホルダー、クランプ式とスペースマウントを1個ずつしか持ってないんです。付けてみてから追加を買おうかなと思ってまして。不揃いではあるものの、これでもいいかも。

 

 サドルをもっと前にしないとバッグと干渉しそうです。そうなるとサドルバッグ使えなくなるかな。

 

 とりあえず使えそうなことは確認できました。

 

 ところが、各ネジを本締めしたら、変な感触が。どうやらM5ネジが干渉しているようです。

 

 

 

 


 わかりやすくするために、ホルダーを一つにしました。クランプ付きのスペースマウント方は、M5ボルトは問題なくヘッドの中に収まっています。

 

 

 

 


 対して、LWクランプの方はM5ネジが、リング径調節部分に出てしまっているのです。

 

 

 

 


 比べて見ると、スペースマウントの方がヘッド部分の厚みがあり、この差が影響したようです。

 

 対処法としては、M5ネジをもう少し短い20mmにする、あるいはスペースマウントをもう一つ買うかどちらかです。

 

 見栄えや取り外しのことも考えて、もう一つ買うことにしました。

 

 

 

[20221002]