のりこしのBrompton S2L、ひょろひょろポタってます。京都の一条戻橋(いちじょうもどりばし)です。
ブロンプトン013 外装変速機掃除&調整(3/5)の記事で紹介した、清明神社参道脇の橋も以前はここに架かっていたそうです。写真は現在使われている橋です。
下には堀川が流れています。戻橋(もどりばし)と言えば、一条と言わなくてもこの橋のことを指します。夢枕獏さん/岡野玲子さんをはじめ、いろんな方がいろんなことを書いてます。
ブロンプトンの電池式テールライトが暗くなってきました。9月になって急に日暮れが早くなったので電池も交換しておきます。
V字型をした台座(ブラケット)に2個のナットで留めてあります。
折りたたんだ時に使う小さい車輪に干渉せず、また、後方から泥除け(マッドガード)で見えなくならないような位置に固定されています。
ナットは8mmです。プライヤーでもはずせないことはありませんが、スパナかボックスレンチを使ったほうがネジを痛めなくてよいでしょう。空間的には余裕があるので、厚みのあるモンキーレンチなどでも入ります。
もとに戻すときのために順番を記録しておきます。テールランプ、ブラケット、ワッシャー、ナットの順です。
ブラケットです。こんな顔の蛙っぽいキャラクターを見たことがあるような気がします。汚れていたら掃除しておきます。
外したテールランプです。上面に製造番号らしき浮き彫りのほか、ブロンプトンのロゴ「BROMPTON」とSpanningaのロゴが見えます。
読み方は「スパニンガ」かな?本社はオランダの会社で、サイトを見ると魅力的な自転車のライトやブラケットがたくさん並んでいます。
サイトの言語は蘭英独仏で、あいにく日本語はありませんでした。
検索するとspanninga.nlのドメインも引っかかることからもオランダの会社と想像していましたが、現在は上記の.comドメインを使っているようです。
日本のキャットアイのような会社かと思いましたが、サイクロコンピュータは見当たらないのでライトに特化している印象です。
キャットアイはブロンプトンに装着できるテールライト(しかもオートライト!)を発売していました。
(2016年12月現在、ネットではブロンプトン用ブラケット付モデル確認できません。限定発売だったのかもしれません)。
オートライト本体は継続して販売されています。
もちろんブロンプトン純正テールランプは現行製品です。
ライトを正面から。赤色面にもロット番号らしきものが見えます。
ネジの頭が二つ見えます。このネジを外すと裏蓋が外れます。
真ん中が光っているのが見えるでしょうか。
スイッチを入れてもこの程度なので、上で書いた「暗くなってきた」というよりも「点いてない」という表現の方がより正確です。
ネジは木ネジタイプで、裏側のケースにねじ込むようになっています。
外す時はいいのですが、締めるときは部材がプラスチックということを考慮して締めすぎなよいようにしなければなりません。
締めすぎるとペキッといきます。
裏ブタを外したところです。右に見えているのが外したネジです。
裏蓋に付いている丸いのがブラケットに固定するためのネジの頭です。
これまで雨の中を何度も走りましたが、この写真を見る限りでは浸水した痕跡などは見当たりません。
ある程度の防水または防滴仕様になっているとは思うのですが、ケース接続部にゴムパッキンなどは入っておらず、ケース接続部のオーバーラップとネジの固定で防水性能を確保していると思われます。
電池を外した写真です。基板が見えます。上がスイッチです。
スイッチのところはさすがにゴムが入れてあります。裏側から見るとライト左右の赤い部分は光源が入っていないのがよくわかります。
左右の部分は単純な反射材です。
反射材を装備しているので、電池が切れたとしても道交法違反にはなりませんが、自分が車を運転している時に自転車を見て感じるのは「夜は必ず点灯」です。
電池を入れます。単四電池2本です。LEDなのでプラスとマイナスの極性を間違えないように入れます。
エネループなどの充電式電池でもOKです。
乾電池2本で3V、ニッケル水素電池2本で2.4Vと、電圧は少し劣りますが、赤色LEDということもあり、明るさの違いは感じられません(赤色LEDは他の色に比べて電圧要求が低いのです)。
よくみると写真右上に電池の絵が描いてあり、電池の種類と入れ方がわかるようになっています。
ちなみに2AAAは通称アメリカ式と呼ばれる表記で、AAAが単4を、その前の2が本数を表していますので、単四を2本ということです。
LR03は電気関連の国際標準規格方式(日本ではJIS規格)で、アルカリ電池の単四形をあらわします。
そのまた右側には製造年月が書いてあります。
矢印をはさんで1、1とあるのは2011年、矢印が指し示す1が月をあらわすので2011年1月製ということです。
電池を換えたら元通り組み立てて、ブロンプトンに取り付けます。ネジの締めすぎに注意です。
先ほど左右の赤色部分は単なる反射材と書きましたが、実は点灯すると後方左右を含めて三方向に光ります。
真ん中のライト部分が飛び出した形状になっていて、その左右部分からも光が出てくるようになっているのです。
点灯方式は常時点灯のみで点滅はありませんが、視認性についてはよく考えられたライトになっています。
これで秋の夜道も安心です。
[20120316]