Bromptonビンディングペダルwellgo QRD-W44B導入記(2/4)

Bromptonに取り外し可能なビンディングペダルwellgo QRD-W44Bを取り付けます。

Brompton ビンディングペダルwellgo QRD-W44B導入記(その2/4)純正ペダルの取り外し

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 さて、やっと登場。ブロンプトンS2Lです。

 

 ビンディングペダルを取り付けて風の如く疾走する姿を想像して、ニンマリしつつ作業しています。

 

 両方のペダルを取り替えます。まずは今付いている純正ペダルを外します。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 右のペダルです。こっちはまぁいいです。そっけない言い方ですが、いいんです。フツーだから。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 左のペダルです。問題はこっちです。そうでございますよねぇ、ダンナ。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ひっくり返してみましょう。どうにもとっつきにくいじゃありませんか。ペダルは普通15mmのレンチを使うと相場が決まってるんです。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 一縷の望みを賭けたクランク側です。ノッペラボーです。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ペダルによってはこんな風に、クランクの内側にも付け外しのための六角穴が付いていたりするのです。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ブロンプトンの左ペダルときたらまるで、「俺をここから動かすんじゃねぇ」と目で訴える頑固親父みたいじゃないですか。

 

 英国紳士はヂェントルメンじゃないのか!いつからそんなイケズになったんだ! 

 

 すみません。酔っ払ってます(まじ飲みながら書いてるんでスミマセン)。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 左のペダルは折り畳んだ状態で、六角ボルトを緩めて外します。対角24mmです。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 拡大してみます。結構汚れてますね。

 

 先ほど、ボルトの頭が24mmと書きました。24mmというサイズはかなり大きいので、車をいじる人でもなければ普通の家庭にはないサイズだと思います。

 

 おまけにボルトの頭が出っ張っていないので、普通のスパナ、片目片口スパナあるいはモンキレンチが使えず、ソケットと呼ばれる、かぶせて使うタイプのボルト回し工具が必要です

 

 Bromptonのナットの頭は出っ張りが少なく、かかりが浅いのでディープタイプのソケットより、短めのほうが使いやすいです。6角と12角のどちらでも使えますし、品質も高価なものでなくても大丈夫です。

 

 同じような機能の工具にボックスレンチもあります。車のタイヤを自分で替える人なら持っているかもしれません。めったに使わないし、知り合いに借りるのもアリかな。

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 のりこしが持っているのが24mmのソケットです。TONE製で、確か量販店で500円くらいだったと記憶しています。

 

 本当はスナップオンとかKTCとか、もっといいのが欲しいんですが、ここしか使うところがないんですよね。

 

 どこかに買った時の写真があったような気がしますので、見つかれば追記します(と言って忘れていることがほとんどです。てへっ。←のりこしが言ってもカワイクない。)

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 こんな風にはめ込んで使います。

 

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 実際はこんな感じでラチェットハンドルと組み合わせて使います。

 

 左ペダルなので逆ネジです。時計回りに回すと緩みます。

 

 で、回そうとしたのですが、「かかり」が浅くて、うまく力が入れられません。

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 もう一度よく見てみます。ボルトの出っ張りが2ミリ程度です。ソケットをもう少し深く入れられれば力が掛けやすいのですが…。よく見るとボルトの周りがゴムっぽいです。このゴム取れるんじゃね?

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 そう思ってドライバーを差し込んでみました。意外と入ります。ちょっとこじれば外せそう。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 それにしてもネチョネチョやな。ちょっと綺麗にしたろ。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 手入れしていないのがバレてしまいますなぁ。クランク側もネチョネチョ。それに矢印のところはゴムっぽい。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ネチョネチョたくさん取れるわぁ。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 でもなぁ、ドライバーがズブズブ入って行くねんなぁ。おかしいなぁ。…やばくね???…もうやめとこ。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 もう一度挑戦。力を入れ過ぎて、ソケットがボルトから外れると怪我しそうなので、じわっとゆっくり力をかけていく。じわじわじわ…。ハンドル短いし、やっぱ無理かも…と思った瞬間、クイっと回りました。ジーザス!!イッツアミラコー!!!奇跡の瞬間です。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 緩みました。モーセが海を分かちた時のように、これで道が開けました。ビンディングで疾走するのりこしの姿が目に浮かびます。…それはさて置き、このくらい緩めば、あとは手でも回せそうですが、汚れていて手で触るのがためらわれますので、再びソケットをかぶせます。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 無事に外れました。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 取り外したナットです。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 こちらは外した後のペダルです。手が汚れそうなので、手袋をすることにします。(今更???もっと早くしとけよ)

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 いただき物の、オペ用手袋です。「のりこしさんなら(サイズは)7くらいと思うよ」とのことですが、いろいろなサイズをくれはります。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 サイズ6と1/2もありました。少々小さくてもいいでしょう。本当の手術中に破れたらえらいことですが、チャリのメンテなら問題ナシです。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 片側ずつはめます。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 雰囲気出てきましたねぇ。

 

 「これより、ブロンプトン氏のペダル交換術を開始する。術式は無麻酔行き当たりばったり式である。メス。ラチェット。」

 

 もうラチェットの出番は終了です。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 次に進みましょう。ペダルを外します。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 外そうとしたら、平ワッシャーが出てきました。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 汚れて、わずかに錆っぽいところも見えます。無くさないように取っておきます。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ペダルはそのまま引っ張っると、クランクに引っかかって取れないような感じがしますが、

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ペダルの展開状態/折りたたみ状態を保持する、スプリング機構を押す(写真では左手人差し指で右下方向;紫色矢印方向に押す)と黒いプラスチックが動いて(写真では左上方向;水色矢印方向)隙間ができて外すことができます。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 外れました。汚れています。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 裏側です。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ウエスで拭きます。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ネジの溝はCRC556を吹いて、

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ウエスを出したり入れたり、

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 歯ブラシでゴシゴシこすったりしてきれいにします。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 この程度で。精一杯です。

 

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 続いて右のペダル。こっちは純正ではありませんが普通のペダルです。15mmのスパナで外します。

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ペダルレンチを持ち出すまでもなく、難なく外れました。

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 こちらの汚れはそれほどでもありません。何度か交換していて、その都度ちょっとずつは掃除していたからでしょう。

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 一応C-RC556を吹いて、きれいにしておきます。

 

 

 

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 と、いつもの招かれざる客がやってきました。整備してるといつも寄ってきます。

 

 

Bromptonに着脱式ペダルqrd-w44bを装着

 ここまでで、ペダルの取り外しと取り付け部の掃除が終わりました。いよいよ(やっと)ビンディングペダルの取り付けです。取り付けるペダルのことを覚えてはりますか?片面がフラット、違う面がビンディングのwellgo製QRD-W44Bというペダルですよ。

 

 2020年5月現在、フラット面がW44Bより広く、踏み面が一般的なフラットペダルと同じ大きさになったM17Cが販売されています。付け外しする部分も第2世代のQRD2になり、出っ張りが少なくなりました。

 

[20170626]