ヘッドライトNL-876P(SKL088)のブラケットを加工してネジ止め。ガタツキ無し、盗難防止で大満足。

ヘッドライトNL-876P(SKL088)のブラケットを加工してネジ止め。ガタツキ無し、盗難防止で大満足。

Brompton ヘッドライトNL-876P(SKL088)のブラケットを加工してネジ止め。ガタツキ無し、盗難防止で大満足。

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 のりこしのブロンプトン。ポタリングと言うよりヨタリングって感じです。京都の鴨川沿いです。

 

 ヘッドライトにパナソニックのオートライトNL-876Pを付けたという記事を書きました。

 

 (NL-876Pは2015年12月現在、後継機種の型番SKL088が販売されています)。

 

 機能上は問題なく使えてるンですが、ちょっと気になる。

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 ブロンプトンのブラケットを取付け板と本体で挟んでいるだけなので、ちょっとずつずれてくるのです。それに加えて、上に強く引っ張ると取れてしまうので盗難も心配です。

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 なんとかならないかと思って考えました。取付け板をブラケットに低頭ボルトとナットで固定、そこに本体を取り付けることにしました。

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 用意するものは、M5の超低頭ネジ1本、厚さ1.5mmのワッシャー2個、M5袋ナット1個です。

 

 ナットは袋になっていなくてもかまいませんが、ネジは超低頭であること、ワッシャーの厚みも重要です。

 

 今回、超低頭ネジは鉄のものを使いましたが、たまたま近くのホームセンターのステンレスの在庫が見当たらなかったためで、当然ステンレスの方がいいでしょう。超低頭ネジは120円、ワッシャーは198円でそれぞれ購入。

 

 袋ナットは手持ちを使いました。

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 M5超低頭ネジの頭部の厚さは1.2mmと記載があります。

 

 取付け板にネジの頭が入るだけザグった方がきれいに仕上がると思いますが、のりこしは工具がないのでパス。1.5mm厚で径の大きいワッシャーでネジの頭の厚さを確保します。

 

 普通のワッシャーより径の大きいワッシャーの方が広い面で支えるので安定するかなーと考えました。

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 直接関係ないのですが、ついでに取り付け板と本体を固定するナットを手持ちの六角穴ボルトに変更します。規格は標準的なM4の0.7mmピッチです。

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 取付け板です。左右にボルトがはまる溝があります。

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 真ん中に穴をあけます。ブロンプトンのブラケットの穴がM5サイズなので、こちらの穴も5mmφにあわせておきます。

 

 穴をあける場所が凸部なのでいきなり5mmで開けるとずれるかもしれません。

 

 のりこし は2mmドリルのピンバイス→3mmピンバイス→5mm電動ドライバドリルで開けました。

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 超低頭ネジとワッシャー、袋ナットでブラケットに取付けたところです。

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 後ろから見たところ。写っているワッシャーは先に書いたワッシャー2個とは別のワッシャーです。これは無くてもいいかも知れません。あった方がいいとは思います。

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 左右にワッシャーを挟み込んで、本体をネジ止めします。

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 上から見たところです。取付け板と本体の間に隙間が見えます。ワッシャーの厚みの分、1.5mm空いています。

 

 のりこしにとってはイメージ通りで満足しています。隙間が気になる人は、もう少し手を加えると無くす事ができるかもしれません。方法はいくつか考えられます。

 

  1. 取り付け板に超低頭ネジの頭が隠れる分だけ、円筒状に彫り込む(ザグる)。専用の工具(ビット)が要ります。プラスチックなので、ルーターと適当なビットでも彫れます。ルーターを使う方法ならのりこしでもできそうですが、きれいに仕上げる自信はありません。
  2. ネジを皿ネジに変えて、取り付け板に皿ネジの頭が隠れる分だけ円錐状に彫り込む。ツライチにするためによく使われる方法です。ドリルの先端部分で加工できるので、ドリルを持っていればすぐできます。ただ、取付板が平面ではないので「面イチ」状態と呼べる程の仕上がりにはなりません。本体を付けてしまえば見えなくなってしまうので、あまり気にしなくても良いかもしれません。
  3. 取付け板を自作するという方法もあります。2〜3mm厚のステンレス板を三角形状にカットし、まんなか2カ所にタッピングでネジ穴を切り、両端をバカ穴にしておきます。この方法なら取付け板を直接ブラケットにネジ止め出来ますし、使うネジもナベ、超低頭、六角穴キャップなど、好きなものが使えます。2カ所で固定するのでライトが回転するのも防げます。バイス、金ノコ、ドリル、グラインダ、タッピングなどがあれば、のりこしの様なDIYレベルでも作れそうですが、時間と手間を考えると非常に面倒です。
  4. ブラケット自体を自作し、NL-876P専用のものと取り替えます。このライトを使うブロンプトンオーナーにとっては夢のような方法ですが、工作機械が必要です。DIYのレベルを超えています。逆に本職の方なら容易い事かもしれません。
  5. 隙間を……。妄想はこのくらいにしておきます。

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 後ろから見たところです。挟んでいただけの時よりしっかりと取り付けられました。ただし、1点で固定しているので、ギュっと力を入れると左右に回ります。時々増締めした方がいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

ブロンプトンのヘッドライトにPanasonicのかしこいランプ(オートライト)装着

 こちらは挟んでいただけの時の写真。改めて見ると、ちょっと不安定っぽいです。

 

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 電池交換の時に外すネジです。取付け位置が上にずれたので、以前に比べると泥よけとの隙間が大きくなり、ネジへのアクセスが容易になりました。

 

 

 

 

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 挟んでいたときの写真です。比べてみると、クリアランスの違いがはっきりわかります。

 

 

BromptonのヘッドライNL-876P(SKL088)のブラケットを加工。

 折りたたんだところです。安定感抜群です。

 

 

NL-876Pは廃番になり、2015年10月現在、後継機種の型番SKL088が販売されています。

2021年2月現在、SKL088も廃番になっていて、同じ形状のライトは販売されていません。

 



 

[20120127]