くもんのスタディ将棋の将棋盤です。スタディ将棋とは、公文式でおなじみのくもん出版が発売している将棋の駒と盤のセットです。
駒の裏表に動き方が全て描いてあるので、超々初心者でも対局できるという優れものです。おまけに駒の読み方まで書いてあります。
駒の大きさが歩から玉まで全て一緒なので、普通の駒で指せる人にはちょっと目がチカチカするかもしれません。
それはさて置き、学童保育の先生に、「のりこしさん、これ直せる?」と。直すも何も壊れようがないやん。と思ったのですが………。
開いてみると、ありゃりゃりゃりゃ。しっかり壊れてますなぁ。
これでもフツーに使っているそうです。さすが子ども。子どもって途中のページが破れてるマンガとかフツーに読んでるけど、キャパシティが大きいのか知らん。
二つのヒンジでつないであるのですが、裏返すと、片方のヒンジはピンが抜け、
もう一方のヒンジはピンは残っているものの、ヒンジ自体が開いてしまっています。
これを直すのは無理!
どうでもいいですが、子どもってなんですぐ「ムリッ!」って言うんでしょうね。
とにかく、これを直すのは無理!
いやいや、誰も「ヒンジ」を直せって言ってないから。「将棋盤」を直すんですよね。わかってます。
なるべく近いと思われるヒンジをホームセンターで買ってきました。100円か200円位だったかな。元々のは真鍮、これはステンレスですが、まぁいいでしょう。
壊れたヒンジを取り外して並べてみます。ほぼ同じに見えますが、
角度を変えると随分違うような……。蝶番て意外とシビアなんですよね。
ダメ元で前の蝶番と同じ穴を使ってみます。………もう隙間空いてるし。
直す前よりマシですが、
横から見るとやっぱりアカン。これを「直りました」って持っていけないよねぇ。どうでもいいですが、夜中にビール飲みながらゴソゴソ作業してるので、写真は暗いです。画像処理で無理やり明るくしてます。すみません。
場所を変えて打ち直しました。
今度はうまくいきましたね。
横から見てもバッチリです。これで完成!と思ったのですが、
実は蝶番を外した時、妙な隙間があったんですよねー。
あちこち握ったりひねったりすると、なんかグラグラするなぁと思ったら、枠も一部外れかけていました。これはボンドでなんとかなるでしょう。
木工用ボンドをむにゅっと入れ込んで、はめ直した後、はみ出したボンドを拭き取ります。
マスキングテープと荷造り紐で固定して一晩放置。
次の日、紐とテープを外して修理完了です。さっきの写真と同じに見えますか?それはきっと目の錯覚でしょう。写真を撮り忘れたわけではありません。
[20121209]