iPod第3世代の置き台の分解

なぜか残っていたiPod第3世代のクレードル。そのまま捨てるのも時代に合わないかと思って、分解して分別廃棄しました。

iPod第3世代の置き台の分解

iPod 3rd generation cradle

 大昔のiPod、第3世代と呼ばれたものについていた置き台です。本体をドックコネクタに挿して使います。

 

 

 

 

 

 

iPod 3rd generation cradle

 背面はドックコネクタと外部出力用のステレオイヤホンジャックの2ポート、見かけより重くて安定感があります。第3世代は内蔵の記憶媒体がハードディスクでMacとの接続はFirewire、容量違いで製品の厚みが違い、裏面に15GBとか書いてありました。たしか第3世代からMac用とWindows用の区別がなくなったように記憶しています。本体をバラした時の写真があるはずなので、見つけたら記事にしたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

iPod 3rd generation cradle

 裏面というか下面です。アップルマークと2003の文字が見えます。この頃から中国製ですね。

 

 

 

 

 

 

 

iPod 3rd generation cradle

 外から見えるところにはネジとか爪とかないので、こじります。のりこしのお気に入りの工具、「コジラ」です。その名のとおり、コジるための道具です。ネットとか、実店舗だと模型屋さんに置いてあることが多いです。

 

 隙間がほとんどないとか狭い時はこれを使い、もう少し余裕のある時は腕時計の裏蓋を外す工具を使うことが多いです。T字型とナイフ型がありますが、のりこしはナイフ型の方が使いやすいです。

 

 もちろんマイナスドライバは鉄板ですが、面の幅が狭いので、モノや場所によって使い分けます。今回は迷う事なく「コジラ」です。

 

 

 

 

 大変重宝している工具ですが、最近(2016年1月頃)全く見かけません。プラスチック相手とはいえ先端部分がだんだんなまってくるので、そのうち買い直したいのですが、ひょっとして廃盤になってしまったのでしょうか。ネットでも売り切れになっています。同じような製品も販売されてはいますが、こじるという作業は意外と手先の感覚を要求されるので、使い慣れたコジラがいいのですが………

 

 

 

 のりこしはナイフタイプのものも持っています。これは、差込部分が浅いため、大きめの家電などのこじ開けにはさっぱりなのですが、レゴの小さいブロックを外すのに持って来いです。レゴの純正ブロック外しで難渋する場合でも、楽勝です。

 

 よくあるT字タイプのものが、隙間に刃を入れる時に力の加減を誤って「勢い余って」となりがちなのに対して、ナイフタイプは林檎の皮むきの包丁の持ち方をするので、自然と手首をひねってこじる力の入れ方をするため、「勢い余って」ということが少ないからです。

 

 子供でも比較的安全に使えると思いますが、危険があることを認識させて、安全な使い方を教えてからですね。使ったら定位置に戻すことを教えるのも大事です。これはどんな工具でも同じですね。

 

 横に逸れましたが、本題の分解です。

 

iPod 3rd generation cradle

 4辺全てに爪がありましたが、あまり大きいものではなかったので、探りながら開けて行ったらすんなり開きました。上側はプラの覆いだけです。下側に基盤とウエイトが入っています。

 

 

 

 

 

 

iPod 3rd generation cradle

 真上からです。ウエイト、基盤ともにねじ止めしてあります。テープに見えるのは銅箔?っぽいです。ウエイトと合わせての放熱対策かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

iPod 3rd generation cradle

 こちらは背面から。シンプルです。

 

 

 

 

 

 

 

iPod 3rd generation cradle

 ネジを外したところです。コネクタ部分は樹脂止めしてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

iPod 3rd generation cradle

 樹脂をむしり取りました。基盤の裏側です。

 

 この製品、置き台(クレードル)としての出番は全くなかったです。当時の

iPod

は今のtouchとかiPhoneと違って本体にスピーカーが付いていないから、音楽を聴くためには別途スピーカーを用意しないといけなかったし、スピーカーがあればドックコネクタもイヤホンジャックも本体に直結できることもあって、わざわざ使う必要は感じませんでした。

 

 リモコンもありませんでしたし、iPod自体をディスプレイするためだけの存在でしたが、モノクロ画面でタイトルとアーチストなどが文字表示されるだけで、ジャケットが出るわけでもありません。いくら好きでもiPodそのもののディスプレイにそこまで魅力を感じなかったということです。

 

 その後買ったiPod miniとかiPod nanoでも使えました。iPod miniは基本的にはiPod第3世代と同じで、クレードルはやっぱり使わず。nano第2世代はカラー液晶になってジャケットが表示できるようになったので、気が向いた時にはクレードルに置いて使ってました。ただ、コネクタ部分のスペースが大きいので、操作するときに負荷がかかりすぎるような感じがして、結局は使わなくなりました。その頃iPod touchの第1世代を買ったので、nanoの居場所がバッグの中だけになってしまったのも大きな理由です。

 

 置き台は本体を処分してしまった後もなんとなく残ってました。分解してどうこうするっていうつもりも無かったんですが、強いて言えば分別かな?

 

[20150812]