以前、猫の泣き声がするといって、デッキ材をめくったことのあるウッドデッキです。それ以後特に猫や小動物の気配もなく、かといって積極的に利用するわけでもなく、5年ほど経ちました。
3方を家に、もう1方をフェンスに囲まれているため、あまり風通しがいいとは言えず、すみっコの方は苔が生えたりしています。
水はけが悪いのも理由のひとつです。デッキ材が家の外壁のギリギリまで取り付けられているのです。
サッシの枠の下まで入り込んでいます。隙間なく施工されていて、仕上がった時はきれいに見えました。
職人さんの腕は良かったのかもしれませんが、水はけは悪かったようです。
サッシとの間に隙間があれば水はけが多少はマシになるのではないかと考え、デッキ材の切断を計画しました。
だいたい2センチくらいのところに線を引きます。マジックではうまく書けそうもなかったので、キリでケガいてみました。
こんな感じで、切るラインを設定しました。水はけのためには幅が広い方がいいのでしょうが、切りすぎてしまう不安感(DIYでは常にこの「失敗したらどうしよう感」が付きまといます)と、つまづいたりモノを落としたりする危険、それから、差し金を使って線が引きやすかったことで、この幅に落ち着きました。
切断には普通にのこぎりを使いました。
一番奥のデッキ材から作業開始です。愛用のドリルドライバ 京セラ(旧リョービ)のFDD-1010KTで、コーススレッドを外します。壁際は長いドライバビットが作業しやすいです。
外れました。
恐るおそるカットします。DIYのハードルは、切断や穴あけの緊張感(腹の括りかた)にあるように思います。
作業を続けますが、コーススレッドのねじ山が潰れてしまって外れないものもあります。カッターで周りのほじくって、
ネジザウルスで掴んで回します。
途中で折れてしまいました。細かいことは気にせず先に進みます。
このデッキ材はサッシの下に入り込んでいたものです。普段見えていないところにホコリが堆積しています。水はほとんど流れないと推測できます。
ケガキ線のところでカットします。
外さなくても切れるところはそのまま作業します。
切り終わったらずらして抜きます。
どんどん切り進めます。ん?なんか変?
外してみると、
このくらいならまだ傷は浅いでしょう。切ってしまったものは仕方ありません。
めげずに作業を進めます。
床束に乗っているデッキ材を外して作業していると、ゴミが目につきます。
何枚か外して掃除することにしました。
横を覗き込むと、結構いろいろあります。
まぁどこからこんなに入ってきたんやろうと思うくらいありした。
細かいゴミも掃除します。
デッキ材を元どおり取り付けます。
サッシ枠との間に隙間が開いて、水はけは改善するように感じられます。
このあたりの壁際は、もっとカットしてもよかったです。
デッキ材の切れ端です。防腐加工してあるのでバーベキューには使えませんし、燃やすゴミに出します。
外したコーススレッド。デッキ材を再度取り付ける時は新しいものを使いました。不要になったものは燃やすゴミではなく、金属回収に出します。日本は資源が少ないですからね。無駄にはできません。
これでデッキを掃除すれば、見栄えもかなり改善しそうです。
[20200607]