捨てずに取ってあった折りたたみ机の天板を材料にして、子供用の椅子を作っています。
前回のページで、計画をたてて設計図の作成と材料を切り出すところまでしました。いよいよ組み立てます。
切るのは屋外(玄関先)でしたが、組み立ては室内です。
いきなり組み立てようかとも思いましたが、一応線を引いて間違えないようにしておきます。
木ネジを入れるところにバカ穴(ネジの効かない穴)を開けます。
ドリルはリョービのFDD-1010KTです。
充電式ではなく100Vコンセントから直接電気を取るので、今回のような思いつきでの工作でも、すぐに使えます。
また、ドリルを装着する時に、道具が不要で、手で締められるのも気に入っています。
手持ちの、太さ3.3mm、長さ45mmのスリムネジを使うので、ドリルは3.5mmを使っています。
ごちゃごちゃ置いているのはドリルで床を傷つけないようにするための嵩上げ用の板です。
所定の位置に穴が開きました。今回は一辺あたり3ヶ所をネジ止めすることにしました。
板を組み合わせて、先ほどあけたバカ穴にネジを入れ、軽く打ち込みます。
その後、先ほどバカ穴を開けた電動ドリルドライバでネジをねじ込んで組み立てます。
頭が少しめり込む位と思っていたのですが、材料が軟らかくて、ねじ込ませると板を突き抜けてしまいそうだったので、あまりきつく締められませんでした。
普通の板材なら木工用ボンドを使うところですが、今回は板がフィルム張りということもあって、使いませんでした。
出来上がりです。
元の材料が良くないので、矢印のところが割れたり、フイルムがめくれたりしています。
しかしながら、子供は気に入ったようです。
保育所で使っているのと同じタイプだったのが良かったのかもしれません。
向きを変えるとこんな感じになります。
もう少し大きいサイズで作れば、この状態でも座れます。
…と思っていたら、子供はお尻がすっぽりはまってジャストフィットでした。
補強に入れた板を真ん中にしなかったので、反対向きにするとこんな感じになります。
見るからに使わない置き方に見えますが、子供にとってはこちらの向きのほうがお尻のフィット感が楽しめるようで面白がって座っています。
もっときちんとした木を使って、ボンドでバッチリ接着して、角をヤスリでなめらかにしたら「いい椅子」になったのにとは思います。
とりあえずの思い付きで作った割には、子どもがえらい気に入っているので、長く使うようなら作り直そうかな。
[20151107]