ダイニングの椅子(飛騨産業 穂高 Windsor)の修理(5)

ダイニングの椅子(飛騨産業 穂高 Windsor 型番DK286)の割れを修理しました。

ダイニングチェア(飛騨産業 穂高 Windsor 型番DK286)の修理(5)

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 接着は思ったよりうまく行ったようです。ボンドのはみ出しも予想していた通りです。

 

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 座面側からの写真です。この後、ボンドのはみ出しを除去(バリ取り)するのですが、はみ出し具合を観察して「どうやって削ろうかな」と考えています。

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 これは背面側。塗装部のはみ出しボンドはペリペリっとはがれてくれるといいのですが、どうでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 これは上面です。塗装の無いところは、取っ手のパーツが付く所なので平らにする必要があります。

 

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 これは下面です。どこが割れていたのかわからないくらい綺麗にくっついています。ボンドのはみ出しは多いですが普段見えないところなので、少々残っても気にならないです。

 

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 指のツメでカリカリっとこすってみましたが、取れないことはないという程度で、やはりなにか道具が要ります。金属スクレイパーまではいらないかと思って、手持ちのヘラとカッターを出してきました。

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 上面の塗装の無いところはカッターではがしました。

 

 

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 今回、塗装部はこの「カーボンはがしヘラ」が一番使いやすかったです。「はがし」と謳っているだけあって、パテ塗りのへらとはやはり用途が違います。

 

 

 ペリペリっと綺麗にボンドが剥がれるところが多いのですが、所々剥がれにくいところや剥がれないところがありました。経年でついた傷や汚れにボンドがガッチリ食い込んだのでしょう。ほどほどのところで「よし」とします。

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 下面です。下面は塗装の状態が他に比べて違い、ざらつき感が大きいです。ボンドのはみ出しも剥がれにくく、目立たない場所ということもあってこの程度で切り上げました。

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 こちらは割れていない(ボンドをつけていない)正常な部分の写真ですが、側面と下面で塗りの違い(艶の違い)がわかるかと思います。

 

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 バリ取り後の写真です。こちらは上面。ちょっとだけバリが残っています。この後、無塗装部分には120番だったか240番だったかの紙やすりを掛けました。

 

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 背面部分です。バリはまぁまぁよく取れています。割れた部分をみると、ずれて接着されてしまったようにも見えますが、

 

 

 

 

 

 

飛騨産業のダイニングチェアの修理

 内側の部分が特にはみ出してしまって引っかかるということもありません。

 

 手前味噌のようですが、補修面が0.0何ミリがずれたことで、ひっかかりが全くなく仕上がったのだと思います。

 

 

 逆にずれていたら、ささくれの様に飛び出した部分に対して何らかの対処をしなければならなかったでしょう。