Brompton シートチューブのインナーチューブ交換 走ってたらカラカラっと。「またか、今度は何が落ちてん?」。フロントライトやら、ペダルのリフレクタやら、ワイヤーロックやら、決して故意ではないのですが、いろいろ落とすんですよ。 戻って見つけたのはこれ。プラスチック片ですが………、これ、なんですか? こんなんよく見つけたわ。というか、心当たりがあったんですけどね。 これですわ。シートチューブに入っていて、シートポストを固定するためのプラスチック製インナーチューブ。これが割れて出てきたんです。 前側に半分ほど残っているのが見えます。 反対側から見るとこんな感じ。手前側にインナーチューブが見えません。もうこうなると、サドルにお尻を乗っけるとズルズルっとサドルが下がってしまうので、まともに乗れません。 クランプを締めるとなんとかサドルは保持できるので、立ち漕ぎで家まで帰ることにしました。 途中、信号待ちでサドルを押さえると、カッコンと落ちてしまいました。残っていた半分のインナーチューブも落ちてしまい、クランプを締めてもサドルが止まりません。 ブロンプトンは、シートチューブに対してシートポストがとても長いです。 クランプで止まらないと、シートポストの下端が地面に着いてガリガリ引きずってしまうので、走ることはおろか、押して歩くことすらできません。 サドルをつけたままシートポストを引っこ抜いて持って帰ればいいのですが、サドルにはバッグが着いていますし、家まではまだ7キロ以上あります。歩いて帰るには遠い…。 そうこうしている内に、日は暮れて暗くなってくるし、「どないしよー」状態なのですが、欠けてしまったインナーチューブをシートポストに挟み込んでクランプするとなんとかサドルが留められることに気がつきました。 適当な位置でサドルを固定し、立ち漕ぎでなんとか家まで辿り着きました。 これが回収したインナースリーブです。 内側。組み合わせても円にならないので、小さい破片は逸失したものと考えられます。 このトラブルより前から、シートポストの固定が弱く、ナットを締めても改善しないので、そろそろ交換やなぁと思っていた矢先でした。 インナーチューブがないと、シートポストはぐすぐすで全く使い物になりません。 シートチューブの内側です。インナーチューブを接着していた接着剤の跡らしきものも見えます。チューブより下はサビサビですね。 のりこし は、過去にもインナーチューブを交換したことがあります。 これは自分では手に負えないので、ショップに持ち込みです。ブロンプトンでブロンプトンを輪行することも考えましたが、天気と時間の都合で車で持ち込みました。 見積もりでは一週間でしたが、4日で作業完了の連絡がありました。結局、取りに行ったのは一週間後でしたが。 ちょっとギザギザに見えるのは、サドルの収納に伴う衝撃が累積して塗装が剥がれてしまったところです。 さて、やはりショップのメンテは違います。 言うまでも無く、シートポストは気持ちいいくらいピタッと止まります。 乗ってみたところ、全体の剛性がものすごく上がったように感じます。あちこち増し締めしてくれたのでしょう。 ブレーキの調整もしてくれたようです。遊びが適切になり、キュッと止まります。 ちなみに修理代金は部品代と作業料を合わせて1万円ほどでした。 シートポストを抜くと、チューブの中はこんな感じです。 フラッシュを焚いて、内部を拡大撮影。 ブロンプトンのサドルが下がってくる原因いろいろ考えられますが、シートポストのインナースリーブが原因のこともあります。 インナースリーブの消耗は自分では確認・メンテしづらい(多分ほとんどの人は自分でしないでしょう)ので、やっぱり時々はショップできちんと見てもらわなあきませんね(^^;) 何はともあれ、これでまた快適に乗れます![20220907]ブロンプトンの記事は多いので、サイトマップが一覧性が良く、関連記事を探しやすいです。