Mitchell 310UL のオーバーホール。スプールの組み立て。 Mitchell310ULのスプールはスプール組として84888の部品番号が割り振られていますが、いくつかの部品に分解することができます。 部品名のあとのカッコはパーツナンバーです。LESSと書いてあるのは個別の部品番号が付いていない部品です。関連ページ ミッチェル310ULのパーツリスト(パーツ写真あり) ドラグワッシャーのグリスアップなどで、分解することもあります。再度スプールを組み立てる時の手順です。 写真撮影のため、オイルやグリスは使わずに組み立てています。実際に組む時は適宜使用してください。 スプール(LESS)にクリックスプリング(84892)をはめます。向きは写真を参考に。 スピンドル(84889)にベースワッシャー(81285)を通します。ベースワッシャーに裏表はありません。 クリックスプリングをはめたスプールを通します。 ドラグワッシャー(83587)を通します。グリスはこのドラグワッシャーに塗ります。 グリスの種類や量によって、ドラグの効き具合が変わります。また、他の素材のドラグワッシャーもあります。 現在でもメーカー以外から販売されている他、他のリールのパーツを流用あるいは適当な部材から自作することもできます。 ブレーキスプリング(81159)を通します。裏表と向きがあります。 こちらが表(上になる方)です。真ん中のリングの一部が平らになっています(矢印部分)。ここをスピンドル軸の平らな部分と合わせます。 こちらが裏です。真ん中のリングに爪状の出っ張りがあるところで表裏が区別できます。 ドラグノブ(84890)を取り付けて完成です。完成したスプール組はパーツ番号84888となっています。 おそらく替スプールの発注などに使われていたのだと思います。[20221225]関連ページ ミッチェル308/310UL ピニオン用専用工具の製作