Mitchell310UL オーバーホール 分解・洗浄編

ミッチェルのスピニングリール310ULの分解と部品洗浄です。

Mitchell310ULのオーバーホール、分解してパーツを洗浄します。


 ミッチェル310ULです。この「ちっちぇー」感が好きです。

 

 このリールには飛んでいってしまいそうなパーツもないし、ハンドル取り付け部を除くと逆ネジもありません。

 

 分解は簡単そうですが(実際簡単ですが)、洗浄についてはローテーティングヘッドにトラップがあるなど、注意するところもあります。

 

 組み立ては別にページを作りましたので、安心してバラして下さい。

 

 

 

 


 サイドプレートを外しました。汚ねっ。めっちゃ茶色いです。スライダーが往復した跡がくっきり残っています。

 

 

 

 


 中は、なんと言うか…、「ドロドロ」です。外せるものから外しましょう。

 

 

 

 


 このアンチリバースドッグスプリングはなくしやすいので注意です。ハウジングにぺったりついたままのを気づかずにパーツクリーナーなどを吹くと飛ばしてしまいます。

 

 

 

 


 どこからか「水」が出てきました。いつから入っていたのかもわかりません。

 

 

 

 


 ローターについているピニオンギアユニットを外すためには専用の工具が必要です。

 

 無理に外さなくても大丈夫です。間違ってもペンチやプライヤーで挟んで無理やり外さないようにしましょう。ユニットが歪むと修理不能になってしまいます。

 

 

 

 


 ローターについているピニオンは内側が対角12mmの六角ナットです。

 

 ピニオンを外さない場合は、こちらのナットも外す必要はありません。組み立てる時、緩んでいたら適度に増し締めする程度で十分です。

 

 

 

 


 取り外したピニオン&ベアリングユニットです。ギトギトですね。

 

 

 

 


 ローターヘッドもベトベトです。ピニオンを外す時もジャリジャリしてました。ついついパーツクリーナー使いたくなりますが……

 

 ローターヘッドの洗浄には注意が必要です。詳細はこちら

 

 

 

 


 全部ばらしました。写真ではスプールはそのままですが、スプールもバラシてグリスアップできます

 

 

 

 


 小さいパーツはカップに入れて。

 

 

 

 


 パーツクリーナーをブシューーーーーーーーと吹いて、

 

 

 

 


 超音波洗浄機でブビビビィィィィと5分くらい。

 

 メーカーはドリテックです。たまたまカタログギフトに載っていたので、ラッキーとばかりに入手しました。

 

 超音波洗浄機があると、パーツのクリーニングが断然楽ちんです。

 

 

 

 


 ジョリジョリがいっぱい出ました。

 

 

 

 


 超音波洗浄器に入らないものはパーツクリーナー、もしくは水洗いなどで拭いたり流したり、歯ブラシや爪楊枝などでクリーニングします。

 

 上でも書きましたが、ローテーティングヘッドのクリーニングは要注意です。詳しくはこちらのページ

 

 これを組み立てたらまた使いたくなります。

 

 魚釣りに行きますよ!

 

 

[20221212]