結構な坂です。誰も通らない。何もない。暑い。
つづら折りあり。足つきあり。
着きました。大武崙砲台。東シナ海を望む山頂にある砲台跡です。
駐輪場はないので,適当に留めておきます。
平日だからか,お客さんはいません(後でちょこっと来はりました)。
まして自転車で来る人はほぼ皆無なのでしょう。
そういえば情人湖でも「台北から自転車で来たんだ」と言うと「えーまじー」って感じでした。
大武崙砲台の解説です。元々は清朝時代の清仏戦争で作られた要塞で,日露戦争,日本統治時代にも使われていたようです。
ICBMとかSLBMとかの時代に再びこの丘が使われることはないと思いますが,戦争遺跡は遺跡のままであって欲しいです。
自転車でひいこらヒルクライムしてきた上に,歩きでもまた登ります。
まぁ,登ってるというだけで大したことないです。
情人湖畔よりも開けているので,南国っぽいです。
朽ちるがままといった趣です。ラピュタっぽいですね。
ここから大武崙砲台のフォトギャラリーを
貯水池と書いてますが,ここに溜まった雨水は飲めないなぁ。
情人湖のキャッスルが眼下に見えます。降りていくフットパスは情人湖まで続いているのでしょうか。
遠くに発電所(台灣電力公司 協和發電廠)が見えます。
ベンチは後世のモノっぽいですが,壕は当時のモノなのでしょう。こんな感じの人工物が多いので雨水が溜まりやすいのか,情人湖に比べると蚊は多めです。
大武崙砲台の史跡の中でも一番の高台です。
このあたりが中心部です。とは言っても,この史跡は周囲を歩くだけなら15分程度なのでさほど広くはありません。
スロープを組み合わせた,ちょっと変わった構造です。兵糧、弾薬、火薬などを台車に載せて運ぶためにスロープにしたんやろかなどと考えつつ、
俯瞰するとこんな感じ。
厠房と営房と書いてあります。きっとトイレとリビングですね。
こっちがトイレで
こっちがリビングですかね。のりこしは学生時代に風呂なしトイレ共同の部屋に住んでいたことがありますが,ここに比べれば天国みたいなもんです。ここで何人生活していたんでしょうか。戦争は嫌だ。
蜂ですらここは捨てました。
ここは集会所か食堂っぽいです。
廃墟にも花は咲く。